Shigeko HIRAKAWA
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陽系 2004 |
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ゾン・ピエールゼナチュール協会企画野外展 Maison Pierres & Nature、フランス、メレ村 ≪デトワル・デザストル≫ 2004年6月5日ー9月5日 |
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陽系 2004 - 宇宙は虚空で満たされているか?
「宇宙」というテーマから出発して、私 は池の上や周辺にわたって空間を占めるインスタレーション、《太陽系》を構想した。宇宙の原始時代といわれるビッグ バンのそのまた以前の姿であるといわれる「泡」の概念をかたちにしたものである。 宇宙の原始は、すべてが泡から出現すると言う。泡の外壁ができあがると外 の世界からの絶縁状態が、泡の中で何かほかのものが生まれだす機運を作り出すのである。作品の泡、透明プラスチックの球体は、空気と水で満たされ、水 蒸気を発してプラスチックの透明な壁面を曇らせ、われわれの周辺にあって見えない空気は、こうして目に見えるところまで変化するのである。 インスタレーションの透明球体は、その テーマから太陽系の惑星の位置関係に従って配置されている。太陽の直径は千四百万キロメートル。太陽とプルトンの距 離は五十九億キロメートル。プルトンは太陽の周りを地球年で二百四十八年かけて一周するという。この桁はずれた大きさは、作品《太陽系》の中にいる観客 の感覚によみがえることになるだろう。・・・ |
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径2mと
1.5mの透明球体3個、直径10cmから16cmの透明球体100個 PVD、プラスチック、全長80mの池 |