Shigeko HIRAKAWA
- 酸素分子 2004

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Molecule of Oxygen



酸 素分子
 − 『空気が危ない?』プロジェクトのエレメント −

Art Omi International Artist Colony
アーティスト・イン・レジデンス
U.S.A.、 ニューヨーク 
2004年6-7月

二つのサークルをつないだ酸素の分子構造型に地面の草を刈り取ったも の
全長25m
風船: ビニル・シート、フィルム、扇風機4台、電気、空気
高さ2.20m x 直径1.80m
バブル: シャボン玉製造機、電気、ソープ、空気


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2.20m x 1.80m
扇風機4台、プラスチック・フィルム




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O2 シェーマ




〈空 気が危ない?〉プロジェクト

欧州がモニトリングした大気汚染による森林への影響についての報告書が、欧州連合から提出されたことを2003年の夏に知り、それをきっかけにプロジェクト の構想をはじめた。われわれの社会活動が放出する大気汚染で、木々が枯死し、また脱色をしているという事実から、自然のエコシステムの破壊を主題とする アートを試行錯誤して、2004年に、<空気が危ない?>プロジェクトの大枠を作り上げた。 植物、空気、水、太陽、そして 酸素を作り出す地球の最大のシステムといわれる光合成などの重要な素材をもとに、 人工のピグメントで葉緑素が行う光合成を真似てエコシステムが侵されつつあることを視覚的に訴え、世界に警鐘を鳴らそうととする「光合成の木」、太陽エネ ルギーで起きる電子のメ カニズムを彫刻にした「風車」、また風車が作り出す「酸素分子」、という三つのエレメントを中心に置いてプロジェクトが出発したのが、この夏のアメリカで のレジデンスからになる。 アート・オーマイでは、レジデンスの広い敷地 を利用し、緑(葉緑素)が作り出す酸素分子を、バルーンと扇風機、バブルマシンなどを駆使し、酸素分子インスタレーションを行った。







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アート・オーマイのス タジオで室内インスタレーション
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酸素分子、光合成の 木、気泡、シャボン玉などのドローイング、扇風機を 利用した風船、ビーチボール
Art Omi International Artist Colony, New York, U.S.A. 2004